不動産競売とは、住宅ローンや借金の返済を受けることができなくなった債権者が、債務者が持つ不動産を、裁判所の管轄下の元で強制的に売却し、その売却代金から債務の支払いを受ける手続きのことです。
具体的には
@住宅ローンの返済ができなくなった場合
A不動産を担保に借りた借金の返済ができなくなった場合
この二つのパターンが不動産競売として実務的に多いです。
不動産競売では、相場よりも安い価格(7割程度)でしか売却できませんので、債務者としては債務が残ってしまうケースが多く(残債務)、大きな損害を受けることとなります。家を失ってしまった債務者は新しい賃貸等の物件を探さなくてはならなくなりますから、更なる金銭的プレッシャーを受けることとなります。また、不動産競売手続きにかかると不動産競売物件情報(競売情報)などの情報に載ってしまうことから、近所や親族に不動産競売を知られてしまう可能性があります。
不動産競売物件情報サイト(BIT)
裁判所の公式ホームページで不動産の競売情報が掲載されています。
使い方は賃貸不動産は購入不動産を探す要領で検索するだけなので誰でも簡単に使用することができます。実際にご自身で自宅近辺の競売情報を検索して見るとわかりやすいかもしれませんね。
こういった情報がインターネットで掲載され誰でも閲覧できる状態となりますので、できる限り不動産競売とならないように早い段階で任意売却で債権者と調整をはかることが重要となります。