父は8年前に既に他界しており、母が今回亡くなった。しかし、父が亡くなった際に遺産分割協議などは特に行っておらず不動産の名義は故人の父名義のままである。父の遺産分割が未了であるため、父と母の2回分の遺産分割をして相続登記も2回しなければならないかを長男が相談に来た。
今回の母の相続人は長男と次男。
父が亡くなった当時に遺産分割をすべきであったが、今回の母とまとめて1回の遺産分割協議で、相続登記も1回で大丈夫であることを説明。ただし、遺産分割協議に母の相続人の地位承継の旨を記載しなければならず、司法書士でないと難しいことを説明したところ、当事務所に相続登記の依頼をすることとなった。
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故人父名義のままの不動産を子供に名義変更する場合は原則として母の相続登記を経由して2回相続登記が必要となります。しかし、相続人の地位承継を遺産分割協議書に記載することで、母の相続登記を飛ばして(中間省略)直接子供に名義変更をすることができます。
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